Phantastic Toryno World
ファンタスティック トリノ ワールド
世界観
トリノワールドの世界
ゲームの舞台は人類が宇宙に移り住むくらい未来の地球圏。
ある時代、誰のせいとはいわないが地球の環境は悪化の一途をたどり、人類は地球に住み続けることができなくなった。そこで人類は衛星軌道上に小さな星を作り、宇宙に新たな国家を作る実験を始めた。各国により個性豊かな星が無数に作られ、それぞれの星で新しい暮らし、新しい文化が生まれ花開いていった。
それから数百年、あるいは数千年の時が過ぎた。
主人公の少年「ノア」の住む星は、いくつかの星が集まった小さな衛星系に属している。衛星系の中心には大きな白い星があり、その周囲に超科学物質「パーティクル」の海が広がっている。海といってもガス状のパーティクルが集まったもので、いわば雲海である。ノアの星はこのパーティクルの海の中に浮かんでいた。
パーティクルと竜
パーティクルは人類が作り出した超化学物質である。太陽光をエネルギーとして宇宙空間を自走し、様々な振る舞いをする。パーティクルが集まれば特殊な性質を持つ物質になったり、疑似生命体が出来上がったりもする。もちろん、戦いの道具として使うこともできる。
パーティクル超合金の身体を持つ「竜(リュー)」と呼ばれる機械生命体がいる。竜といっても形は様々で、爬虫類型とは限らず、むしろ魚型が多い。身体は大きく、大型の観光バスくらいの大きさから、数百メートルにおよぶものまで様々である。
竜は人間には聞こえない鳴き声で遠くの竜とコミュニケーションができるといわれている。また、竜はパーティクルの海を泳いで星と星の間を移動できる唯一の生物である。他にも、離れた場所にあるものを動かしたり、パーティクルを自在に操るなど、特殊な能力を持つものも多い。
竜がどのように生まれるのかは詳しく分かっていない。竜(正確には竜の子)はどこからともなく現れ、いつのまにか星のどこかに居着いている場合がほとんどなのである。一説には星の大気とパーティクルの海が接するあたりで自然発生するともいわれる。