Ver. 0.1.4を公開
管理人のワロタロです。
本日、Ver. 0.1.4を公開しました。 今回の主な変更は、描画ツールと消しゴムツールのリアルタイムなエディタ表示の実装、ブラシ塗りレイヤーの機能改善です。
描画ツールと消しゴムツールのリアルタイムなエディタ表示
新版の描画ツールのリアルタイム表示
参考:旧版の線画ツール
描画ツールと関連処理を全体的に改修して、リアルタイムなエディタ表示がされるようになりました。今までストロークの入力中は仮のストロークを表示していたのと比べると、だいぶ直感的になったのではないかと思います。
(以下、言い訳)
今回の実装は結果だけ見るとシンプルですが、システム全体に及ぶ大幅な修正が必要になりました。そのため、かなり時間がかかってしまいました。
実は単にリアルタイムな表示をするだけでなく、色々な面で改善を盛り込んでいます。入力中でもレイヤー合成が適用された状態で表示されますし、編集中のレイヤーの上側のレイヤーと下側のレイヤーをキャッシュしたり差分描画をしたりして負荷対策もしています。さらに、ビュー操作時もスクリーンキャッシュを使うようにして、より滑らかな操作感になりました。
正直盛り込みすぎなんですが、リアルタイム化するには負荷対策もセットでしないと操作感が悪くなってしまいますから、どうしても修正範囲が大きくなってしまいました。
それにプログラムが大きくなってバグが無限に出てくるのと、本業が忙しくなってきたのと他色々……前回のブログにも書きましたけど、今度こそ永久に終わらないかと思いました。年内に一区切りついて、本当に良かったです。
ブラシ塗りレイヤーの機能改善
新版のブラシ塗りツール
リアルタイムなエディタ表示を実現する過程で、ブラシ塗りツールの機能改善も行いました。
この修正でブラシ塗りツールは点ごとにはみ出し防止処理を行うようになり、パフォーマンスが改善するとともに、一つのレイヤーで線の反対側に別の色を塗ることができるようになりました。
基本的には色が違う場合はレイヤーを分けた方がよいのですが、レイヤー分けが面倒くさく感じるときもありますからね。ちょっと便利になる機能です。
近況・今後
アドベントカレンダーの記事にも書いたのですが、線やブラシのスタイルのクオリティ向上が当座の目標になります。
他にも文字入れ機能、3Dデッサン人形機能、アニメーション機能など、来年できたらよいと思う案がいくつかあります。どれもやっかいですけど、使いたい人が多そうなのは文字入れなので、今のところ有力候補は文字入れです。
その他の更新
- 基本パレットの微調整。使いどころの難しい「あいいろ」、「こんいろ」を無くして紫系を増やしました。